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メルトダウン!

「実はやっぱり溶けてました~!てへっ」

報道によると、地震の翌12日朝には福島第一原発一号炉がメルトダウンを引き起こしていたと見られると東京電力が発表した。

十分予想されたことである。二重の意味で。

一つには、我々一般市民からすれば、素人目にも地震後早い段階で生起したであろう事実をようやく東電が認めたということだ。二ヶ月も経って。
二つ目は、政府・東電的には、電源喪失し冷却不全に陥った地震当日にはメルトダウンの危険性を現実のものと認識しえた筈である。何をしてたのか?

後手に回る対策・ただいま調査中・指揮系統の混乱・内容の無い発表・あやふやな数字・要領を得ない会見・小出し後出しの情報etc.国民は落ち着いてと言うが、見ている国民は政府は少しは慌てろという感じ。政府・東電は馬鹿でないなら危機的な状況にあるのは認識出来た筈。最悪の状況を想定し最善の対策をすべきである。そしてそれを包み隠さず公表する。結果的に小火に消防車出した過剰対処でもオッケー。大袈裟に過ぎようともまずは鎮火が先決である。あれは大袈裟だったねと後から笑えるが、手遅れでは笑うに笑えない。現実は逆に山火事にバケツ(バケツで臨界、それはJOC)だから目も当てられない。政府が国民を信頼すれば国民も政府を信頼する。政府が国民を信頼していないからまやかしを言う。とんだ大本営発表。パニックを懼れてというのは理解できるが、あの態度やり方ではむしろ不安を招き、何かを隠している本当のことを言ってないと疑心不信を煽るだけである。
輪をかけて惨いのが報道機関。こういう言い方は本来あまりしたくはないが、マスコミはやはりカスゴミであった。特に記者会見の記者連中は見るに耐えない。一流大学出て難関試験パスして入社して高給取ってあのザマか?まったく電気と電波の無駄遣いである。

さて、一つ気になる情報がある。こちらのブログ(院長の独り言。元東電の技術者で現在は開業医とのこと)から引用。
「ずれた金属製配管の継ぎ目から、水が勢いよく流れ出ていた」
これは地震後、津波の襲来の前の一号炉のことである。つまり、津波による非常用発電機等の流失や破損・電源の喪失の前に、地震によって致命的なダメージを原子炉が受けていたのではないかという疑惑である。それは一号炉のみならず、たの複数の原子炉にも起こったことではないのかと。

あるいはコレ→ブルームバーグ

思えばこの度の大震災で誰の眼にも明白になった事柄がある。二つ挙げよう。
一つには、世の中何が起るか分からない、絶対や確実はない。当たり前だが。これだけやっておけば安心だとか、政府の基準を満たせば安全だとか、それはない。
二つ目は、にも関わらず、やはり備えあれば憂いなし。備えよ常に。もちろんパーフェクトに備えることはできない。しかし万が一を考えることは常に有効である。

次回、「想定外」について考えてみたい。


<続く>

或るテロリストの死

日本時間5月2日、9.11同時多発テロの首謀者とされるウサマ・ビン・ラーディン容疑者が、潜伏先のパキスタンにて急襲した米海軍特殊部隊によって射殺された。

え、逮捕・裁判じゃないの?と普通思うところだが、作戦のオーダーにそのオプションは無かったらしい。つまりオバマ大統領は裁判を忌避したということだ。
口封じ、ということはあるだろう。裁判になれば弁明の機会は与えられるが、アルカイーダのプロパガンダの場、ビン・ラーディン政治ショーになってはちと困ろう。そもそも公判を維持出来るだけの証拠があるのかも怪しいところだ。言わば厄ネタである。裁判ともなればいろいろ複雑で面倒臭い。むしろ、熱狂が去り中だるみ気味の任期(と人気)を引き締め再選を目指すには、ビンラーディン容疑者の捕捉・SATUGAIは絶好のカンフル剤ですらある。裁判をする必要はない。邪魔者には消えてもらうに限る。利用するだけして。

パキスタンはどうであろうか。
大統領は知らなかったと言い、事実知らなかったのかもしれないが、当局がビン・ラーディン容疑者の所在を把握してなかったわけがない。
当然知っていた。積極的に匿い庇護していたわけではないにしろ、一種の人質ないし保険として監視下に置き、必要あれば拘束と称する保護、あるいは保護と称する拘束、場合によっては事故を装った暗殺を企図したであろう。邪魔者になったら消してしまうに限る。利用する価値がないなら。

ビン・ラーディン容疑者は裕福な家の出て、実父は元米国大統領のパパ・ブッシュとビジネス上のパートナーでもあったという。だからビン・ラーディンとアメリカは裏でつるんでいて、その辺りのことを暴露されたらまずいから殺害されたのだ。死人に口なし。
そういう説もあるが、どうだろうか。9.11はアメリカの自作自演とする陰謀論もある。日本による真珠湾攻撃をルーズベルト大統領は事前に知っていた、というのはほぼ定説になったようだ。同様に、アルカイーダによるテロ計画を察知したアメリカがそれを利用した、という線はあながち荒唐無稽でもないだろう。
表立って実弾が飛ばないだけで、外交戦・情報戦は平時の戦争である。

嘘か誠か定かではないが、イギリスでは最優秀の学生はこぞって情報機関に入り、エージェントになるという。あるいは、戦争になると貴族は勇んで出征し、事実フォークランド紛争では貴族から多くの死者が出たとか。これも事実だそうだが、フォークランドやイラクでイギリス軍は何と銃に着剣して銃剣突撃、白兵戦を展開したらしい。
さすがイギリスと何となく感心してしまう伝説・武勇伝だが、軍服を見てもそのイギリスの影響を強く受けているのがわかるパキスタン(まあ植民地だったわけですが)、軍・情報部ともかなり手強そうだ。核兵器も持ってるし。

結局ビン・ラーディン容疑者は、各国各組織の思惑に翻弄された道化師・トリックスターだったのかも知れない。左翼運動に投じた(興じた?)団塊世代とかぶるなぁ。アメリカとの影の繋がりというより、米帝(笑)と商売に勤しむ父を見て反発した純粋なボクちゃんというのが実態だろう。日本の左翼もえてして良家の出だったり難関大学の学生だったりインテリだったりするからね。今でも無論、安保闘争の時代なら間違いなく社会の上層部にいた連中だ。庶民からすりゃ、ボンボンの学生が青臭い能書き垂れやがって、世の中そんなに甘くねぇぞ、と思われておしまい。左翼諸氏も当然そのことは自覚していた筈。というか多分コンプレックスだったろう。要するに焦燥感・罪悪感と時代の流行り病で熱に浮かれていただけと言えよう。
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