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フィラデルフィア実験について 追記

記事「ハチェット」で言及した「フィラデルフィア実験」について、追記。

レーダーステルスはともかく、まして肉眼不可視化はトンデモとしても、実験そのものはあったと思う。つまり磁気機雷対策の消磁装置の実験だ。

船体が磁気を帯びるのは仕方ない。なんせ鉄の塊だし。通常船体磁気が一番問題になるのは、マグネットコンパスつまり磁気羅針盤に影響を及ぼすからだ。これを自差(デビエーション)という。つまり羅針盤が磁北を指さなくなる。
真北(トゥルーノース)と磁北(マグネットノース)は普通ずれている。これは地球の自転軸と磁極が一致していないからで、日本周辺では約7度ほど西に偏移している。これを偏差(バリエーション)という。
さらに自差が追い討ちをかける。コンパスの指す北をコンパスノース(羅北)というが、これが自差の影響で磁北を指向しない。つまり、
  
  真北→(偏差)→磁北→(自差)→羅北

という具合に二重にずれる。しかも厄介なことにこの自差は一定ではない。時間の経過や積荷や機器の新設移動や、はては近くに落雷があっても変化するし、そもそも針路によって違ってくる。つまり、例えばSW(南西)に向かっている時と、ENE(東北東)に走っている時では自差の量が違うのだ。そのため船舶では定期的に各方位における自差を測定し、最新の数値を自差表というものにまとめている。これは法律で定められている。

このように船舶は浮かぶ磁石のようなもので、この特性を軍事が利用しない手はない。つまり磁気感応機雷である。
ここで誤解があるが、磁気機雷は船体磁気そのものに反応するわけではない。どういうことかと言うと、船舶が通るとその付近の地球磁場に影響を及ぼす。つまり地磁気が乱れる。この磁場の乱れを感知して爆発する、そういう仕組み。しかもこの乱れをカウントして何回目に爆発するかとか小さな乱れは無視するとか密かに敷設後いつスリープから目覚めるかとかプログラミング次第。
機雷があるらしいというだけでその海域の海上交通は甚だ制限されるし、機雷掃海も長時間の緊張と根気を強いられ、戦力も割かれる。
逆に攻撃側にとっては低コスト低リスクで効果の非常に高い、その意味で優れた兵器である。

故に船体磁気の消磁システムの開発は当時焦眉の要求であった。原理的には人為的に磁場を発生させ、船体磁気と互いに打ち消しあって磁気的に極力ニュートラルの状態にし、地磁気への影響を最小限に押さえ込むことである。
その為の一つの方法としてテスラ・コイルが試みられたのは言わば当然のことで、実験の結果として不適とされたであろうことは想像に難くない。

だがしかし、実験の最中に何が起こったのかまでは分からない。ただ単に効果がなかったのか、それとも?



追記の追記。
こちらもどうぞ参照あれ→死人は二度投票できるか?
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